カチューシャタイプのフェイスシールドとは

緊急事態宣言の影響もあり、カチューシャタイプのフェイスシールドが人気になっています。

カチューシャタイプのフェイスシールドとは、一般的な頭に巻きつけるタイプではなく、カチューシャのように頭の前の方に乗せる形で使えるフェイスシールドです。

理研のスーパーコンピューター
「富岳」のシミュレーションでは効果なし

このページをご覧いただいている方はすでにご存知の方も多いかとは思いますが、フェイスシールドは単体では効果が非常に薄いという分析結果が出ています。

マスクやフェイスシールドなどを何もしていない状態の吐き出し飛沫量を100%とすると、不織布のマスクは20%ほどに抑えることができるのに対し、フェイスシールドだけでは80%の飛沫を出しています。

また、口元だけをおおうマウスシールドに関しては、90%の飛沫量となっており”ほぼ、効果がない”と言わざるを得ない結果となっています。

https://www.covid19-ai.jp/ja-jp/organization/riken/articles/article001

 

フェイスシールドは飛沫の方向性をコントロールする役割

では、そんな「効果の薄い」フェイスシールドを医療現場やボランティアスタッフさんなどが使っている理由は、スーパーコンピュータ「富岳」の飛沫シミュレーションを見るとわかるように、飛沫の方向のコントロールに適しているからです。

おでこにぴったりくっつくタイプのフェイスシールドは、飛沫のほとんどが下から放出されます。

極端な話、幼稚園や小学校などで 目の前に座っている生徒がいる状況で立って先生が話をしたとしたら、先生の飛沫はほぼ全て座っている生徒側に流れていくことになります。

一方で、ボランティア会場などで立って目の前の方をご案内したり、お話をする必要がある方は、フェイスシールド+マスクをつけることで、参加者さんに直接飛沫の方向が向くのを防ぐことができます。もちろん飛沫シミュレーションの映像でもわかるように100%ではないですが、フェイスシールドを使うことで方向性を調整することが可能です。

 

フェイスシールドは、組み合わせて使う

フェイスシールドは単体で使うのではなく、マスクと組み合わせて使うことがとても大切です。

もちろん、それだけでも完璧に感染を防ぐものではないので、手指消毒や必要のない外出や立ち話はしないなどの、個々の感染対策は今後も必要です。

緊急事態宣言が何度も再発令されている中で、その度にフェイスシールドの需要が高まる理由は、フェイスシールドだけで感染対策をするということではなく、飛沫の方向性をコントロールし、お客様に直接飛沫の方向が向かない”エチケット”としての意味合いも持ってきていると感じています。

 

 

※写真は2020年前半のものです。現在はカチューシャタイプのフェイスシールドだけで外出することは一切ありません。

 

カチューシャタイプのフェイスシールドの活用方法

カチューシャタイプのフェイスシールドの特徴は、その気軽さです。

カチューシャ部分と、シールド1枚を持っていれば 即座に装着することが可能です。頭の後ろを縛る必要もないし、ゴムバンドでずっと頭を締め付ける必要もありません。

そして、カチューシャを装着する位置を変えると、シールドがほぼおでこにぴったり当たるようにも調整できますし、逆に少しゆとりを持たせるようにも調整が可能です。

繰り返しの内容ですが、カチューシャタイプのフェイスシールドだけで外出することは全くお勧めしません。

ただ、マスクと併用することで、イベント会場でお客様を案内する場面や、ご高齢の方と目線を合わせてお話をする場面などで、相手に直接飛沫の方向が向くことを防ぐことができます。

 

そして、こちらも何度も書いてしまいますが、それだけでは十分ではないので、徹底した手指消毒と不要不急の外出の自粛をしながら 少しでも快適に生活をしていきましょう。